プログラム


司会  大阪大学共創機構産学共創本部副本部長 イノベーション共創部門副部門長・教授                   
脳情報通信融合研究センター 企画管理室長 松井 俊弘
13:00-15:15
主催者挨拶
大阪大学 理事・副学長 八木 康史
来賓挨拶
総務省
基調講演
 脳情報科学と人工知能:ネオコグニトロンから次世代人工知能へ
現在のAIブームの本質はディープラーニング(DL)とデータ駆動科学に集約されるであろう[1][2]。本講演では、DLのけん引役である畳み込み型ニューラルネットワーク(CNN)の出発点であるネオコグニトロンについて、脳の第一次視覚野(V1)の知見に基づき紹介し[3]、現在のAIのState of the artの一つであるCNNの本質的な設計原理であるプーリング機構が50年以上も前のV1の知見に基づいていることを指摘する。つぎに、この空白の50年の間に発見された神経生理学的知見のうち重要であると我々が考えるもののいくつかを紹介し、視覚における今後の脳型人工知能の設計指針についての私見を述べる[1]

[1] 本武,庄野,田村,岡田,情報処理学会,Vol.59,No.1, 42-47,2018.
[2] 五十嵐,竹中,永田,岡田真人,応用統計学,Vol. 45, No. 3, 75-86, 2016.
[3] Fukushima, Biological Cybernetics, Vol. 36, No. 4, 93-202, 1980.
東京大学 大学院新領域創成科学研究科 教授 岡田 真人
全体報告
 平成29年度研究成果
大阪大学 大学院情報科学研究科 教授 村田 正幸
課題ア
 「無理しない」:脳に学ぶ情報処理ストラテジー
大阪大学 大学院生命機能研究科 教授 藤田 一郎
課題イ
 嚥下の脳機能:随意・自律制御の切替機構
大阪大学 国際医工情報センター 教授 平田 雅之
課題ウ
 脳情報処理モデルを利用するコンピューティングプラットフォーム
大阪大学 NBIC協働研究所副所長・産学連携教授 加納 敏行

(休憩 15:15-15:30)

15:30-17:15
招待講演
 脳情報を読み解く
国立研究開発法人情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター 主任研究員 西本 伸志
特別講演(課題Ⅱ)
 磁性体を使った人工知能の可能性
大阪大学 大学院基礎工学研究科附属スピントロニクス学術連携研究教育センター センター長  鈴木 義茂
閉会挨拶
大阪大学 大学院情報科学研究科 教授 村田 正幸
ポスターセッション